ボラでした。

日の暮れたマレーシアのジャングル奥深く、怪しく光る二つの青白い光。正体不明の野生生物は虎なのか。パニックを起こす仲間。しかし、私のアングラーの本能がリールを巻く手を休ませてはくれない。野生生物は徐々に近づいてくる。張り詰めた空気。そして一気に抜きあげたその正体は。。。ボラでした。

今日もまた。。雨

東京はずっと雨ですね。

ここ一ヶ月全然釣りに行けてないわけで、天気予報が恨めしいわたくしです。

一応釣竿は毎日職場に持ち込んでいるのですが、きれいなまま持って帰る生活をしています。まさにメンテナンスフリーです。

そうそう、ニュースで台風の話がでていました。このまま夏が終わってしまうのしょうか。さみしい限りですね。

さみしいを通り越して憎たらしい雨と釣りの関係について書いてみようとおもいます。

わたくしがホームとしているのは隅田川、つまりは都市部の河川ですので、

雨の影響を強く受けてしまいます。

具体的には、濁り、水量、流速、ゴミなどの増加です。

また、川の塩分濃度の低下などの影響も考えられます。

一般的には雨の後は河口がよいとされます。

それは、早く強い川の流れによって小魚などのベイトが大量に流されてくるため、シーバスはベイトを探すためにわざわざ遡上する必要がなくなるためです。

また、塩分濃度も強く関係すると思われます。

シーバスは遡上するまえに、体内の塩分濃度を調整するために河口に一ヶ月程度留まるそうです。

いくら汽水域対応とはいえ、塩分濃度が下がった河川に入るには普段より時間がかかるはずです。

これだけ長雨が続けば釣り人からのプレッシャーからも解放され、河口でのびのび泳いでいるのではないでしょうか。

もはや、河口で爆釣するイメージしか湧きませんね!!

。。本当にそんなうまい話なのでしょうか?

湾内のシーバスが遡上しにくい状況であることは間違いなさそうです。

一方ですでに河川に居着いているシーバスにとってみてはどうでしょうか。

比重の軽い淡水が強く流れている水面や中層を避けて、水底深くストラクチャーに身を寄せていることでしょう。

また、雨は酸素を水中に提供してくれます。常に上流からの流れに顔をむけて、エラを通る水流からたくさんの酸素を吸入したシーバスは、やはり上流から流されてくるベイトを食べるために水底から見上げてチャンスを伺っているのではないでしょうか。

隅田川でストラクチャーといえば護岸です。

そして護岸を最大限に攻めるメソッドはテクトロでしょう。

この時にゴミを避ける必要があるので中層を泳ぐルアーがいいのではないでしょうか。

濁りも入っていますので、フラッシングの強いシンキングミノーを使うことが考えられます。

ここでも爆釣の予感がします!

もしも!!

もしも、机上の理屈どおりに長雨が終わった暁に爆釣が待っているのであれば。。。

そんな日がくれば雨は嫌いではなくなるのかもしれません。